小学生男子 家出事例 10歳未満 男

小学生男子の家出状況

その子の家は近所でもかなり裕福な家庭で父親は会社を経営していました。その子とはとても中が良くて、社宅に住んでいる自分には、その子も家に遊びに行くのがとても楽しみでした。お父さんもお母さんも優しい感じで、遊びに行くとお菓子やジュースを出してくれました。庭が広いので、その子の庭で遊ぶ事が多かったのですが、庭の木には危ないから登ってはいけない決まりで、それはきちんと守って遊んでいました。しかし子供の目には幸せそうな家だと見えていましたが、見た目とはちがって父母の関係は冷めていたそうで、離婚の話が持ち上がっていたそうです。そのことがその子の耳に入り、ショックを受けたその子が急にいなくなったそうです。家出とは考えていなかった母親は、落ち着いたら帰ってくると思っていたそうですが、夕飯時になっても帰って来ず、だんだん心配になり近所に尋ねて歩いたのだそうです。結局その日のうちに発見されたのですが、灯台下暗し、上ってはいけないと言われていた庭の木の上に隠れていました。小学低学年ですから遠くに行こうとは考えなかったようです。

その小学生男子の家出の捜索対策や結果

その頃は近所のコミュニケーションが取れていましたし、近所の大人皆が子供をきちんと見ている時代でしたから、母親が近所に子供の事を訊いて歩いているうちに大事件になり、近所中でその子を捜索することになりました。そんなですから子供達も一緒になってその子の行きそうなところを探し回りました。しかし心当たりの何処を探してもみつかりませんでした。何故そこを探したのか覚えていないのですが、自分がふと思い立って、登るのを禁止されていた庭の木を見に行って発見しましたが、その頃には父親も帰って来ており、まさに警察に連絡する寸前でした。どいう話合いになったのかわかりませんが、その後離婚してはいないので、その子の家出効果なのかもしれません。